デンソーのある愛知県へ赴任した日のことについて書いておこうと思います。
朝5時には起床して出かける準備を行い、5時30分には実家へタクシーが来るように予約していました。
そのタクシーで最寄りの駅へ向かい6時過ぎの特急で都市部の新幹線乗り場を目指し、7時20分頃には新幹線に乗っていました。
キャリーケースがメチャクチャ重いのでタクシーに乗るのも、在来線に乗るのも、新幹線の荷物棚に押し上げるのも一苦労でした。
新幹線に乗っている間は特にスマホをいじるわけでも無く、ただただうたた寝しつつ、外の景色を眺めとしているうちにアッという間に名古屋駅に到着しました。
ここからは在来線に乗り換え東刈谷駅を目指します。JR東海道本線の上り(岡崎・豊橋方面)を探しましょう。飛行機で中部国際空港に着いた方はバスで刈谷駅へ向かいます。
快速に乗り、一度刈谷駅で降りて、各駅停車の普通へ乗り換え東刈谷駅へ到着。
駅の南口へ出るとタクシー乗り場がありますので、そこからタクシーに乗ります。
私の場合はタクシーが一台も停車していなかったので、とりあえず電話。タクシーの番号はタクシー乗り場に表示していますので、さっさと電話しましょう。(と赴任案内にも書かれています)ここにも書いておきます。
- タイコータクシー 0566-21-3418
- 刈谷交通 0566-21-4503
タイコーに電話したら、「近くの車を向かわせるのでお待ち下さい」とのこと。すぐ来ました。
タクシーの運ちゃんはよく事情を知っているみたいで長年デンソーの赴任者を東刈谷寮まで送っているようでした。「変なブラック企業や中小企業に比べれば、期間工の方がよっぽど稼げる」という意見は一致。
話も終わらぬ内に到着。ワンメーターぐらいの距離です。
デンソー 東刈谷寮
入口で早速寮監と対面。寮監がタクシーの運ちゃんには本日あと80名ほど来る予定だと告げていました。
寮監からは鍵を渡され絶対無くさないようにと注意を受けます。(無くしたらシリンダーごと交換するのでウン万円の弁償)後は仮の宿となる部屋の場所を教えられ、喫煙はしないのでその辺のことは端折られ、シーツを受け取り16:30に入寮説明会があるので、5分前までに集まっておくよう言い渡されました。
そうして部屋に入ったら一番乗り!まだ12時30分でしたので。
部屋の作りはまずアパートの一室のような扉を開けると部屋が三つありますのでその内のどれかが宛がわれます。
早速部屋に入り布団にシーツをかけ、横になりノンビリ過ごすことになりました。
部屋はこんな感じです。テレビ一台にエアコンとテーブル(スミマセン テーブルは写ってないです)と簡素な部屋。
共同で使用するキッチンや冷蔵庫とトイレは以下のような感じです。温水洗浄便座なのは少し驚きました。
同室の人が到着
部屋でゴロゴロしているとドアを開ける音がしたので、玄関口へ。私と一緒でキャリーケースを入れるのに四苦八苦していたのでドアを押さえてあげてお手伝い。お互い「宜しくお願いします。」とご挨拶。まだ若い人でした。
まー3日間ぐらいの付き合いでお互い別々のところへ飛ばされるんだと思っていたのは間違いで、実は彼はほぼ最後まで一緒になることになるとはこの時点で夢にも思いませんでした。
疲れてるでしょうから少しだけ話してまた部屋に籠りました。
そして集合の16:30まであと少しという時間になってきましたので、部屋を出ようとしたら、「一緒に行きましょう!」とさっきの彼から声をかけられたので、フラフラ歩きながらお互い自己紹介といった感じで名前や出身、職歴などを話したのでした。
入寮説明会
会場の入り口で名前のチェックがあります。
あとは着席して、寮の規則(22:00門限)や入浴場所とその時間帯(男性のみ。女性は部屋に備え付けのお風呂を利用)寮周辺や明日の予定についてのお話があります。座って聞いていればすぐに終わります。
驚いたのは女性の比率です。100名ちょっとだったと記憶していますが、3分の1ぐらいは女性なのではというぐらい比率的に多かったというのが特に印象的でした。
やっぱりデンソーの期間従業員は女性でも勤まるというのは、都市伝説ではなかったようです。車両の組み立てほど大変ではなさそうなので少し安心しました。
部屋へ戻ると3人目の人がいた!
2人で部屋に戻って鍵を開けようとしたら、鍵がかかってませんでした。「あれっ?」という感じで扉を開けると靴がある!
まだ入ってないと思われていた部屋から3人目の方が登場。何でも遅刻したとのこと。あぁ確か入寮説明会のとき遅れてきた人が・・・
こうして同室の人が皆そろったところで情報交換が始まりました。
この3人目の人は実はデンソーで2回フル満了(2年11か月)している猛者。デンソーではリピーターと言うそうです。若い頃に期間工経験はありましたが、リピーターって初めて聞きました・・・経験者というのは良く耳にしましたが。
経験談ですが、よっぽど人見知りでない限り、同室の人と仲良くなっていた方が良いのは間違いありません。
ぼっちで行動しているとはぐれたり、間違ったりした時に大変ですので相談出来る身近な人がいる方がいると非常に助かります。
彼からはデンソーの各製作所や寮などの話を聞くことが出来ました。かなり事情通で、彼は勤務地も希望を出していました。
これで3人打ち解けた感じになり、LINEも交換しておきました。
こうしてその日は終わろうとしていたのですが、若い彼が提出書類をまだ書き上げていなかったので、年金手帳のことや雇用保険について教えてあげました。彼は急遽書類作成に奔走。これまで愛知県で働いていたそうなので、なんとか急ごしらえで間に合ったようです。
赴任した日はこうして終わりました。
次はこの明くる日行われた入社手続きと健康診断について投稿します。