入社日に受けた健康診断の結果が連絡用のクリアケースの中に入ってましたので早速確認しました。
入社時の健康診断はこちら → 入社手続きと健康診断と配属先 入寮先が決定(1日目)
結果は思っていた以上に良かったです。
こちらに赴任する前の健康診断がこれです。この時は見事に痛風発作が起こりました。尿酸値は9.5。完全に正常範囲を振り切っています。
この時期に入社して健康診断を受けていた場合は間違いなく落とされていました。この時期から服薬と食事と運動による数値改善の努力をしました。
入社時の健康診断で引っかかって落ちることを想定していましたが、この結果は自分でも意外な数値でしたのでちょっと考察しながらご披露したいと思います。
健康診断の結果
こんな感じでした。
特に問題になるところは見当たりませんでした。基準値をわずかにそれている箇所が2つあるのみです。
ただ先ほども書いたように健康診断で落ちることを想定していたのは尿酸値という値です。
尿酸値
今回の値は5.9mg/dlという正常範囲内の値でした。
デンソーの基準値は3.6~7.0となっています。
私が受診している一般の病院の上限値はたしか7.3だったはずです。デンソーは若干厳しめかもしれません。
上の健康診断の数値にもあるようこの数値を大幅に振り切った9.5という値をたたき出してしまったことがあります。(自慢にはなりもしない健康に留意すべきヤバい値です)
これは高尿酸血症という病気です。尿酸が高い人は実に1000万人以上。まだ症状が現れてなくても予防を考えた方がいい病気です。一度なってしまうと数値を一時的に下げてもすぐに元に戻ってしまいます。
女性には縁遠い症状かもしれません。統計では98.5%が男性だそうです。女性ホルモンは尿酸の排泄を促すので男性特有の症状です。
高尿酸血症を防ぐにはプリン体の含有が高い食べ物を避け、野菜や海藻類を取り尿をアルカリ性にすることです。あと人によりけりですが乳製品も排泄を促進させる効果があります。
高尿酸血症
プリン体が多く含まれる食事を取り続けると尿酸が過剰に作られるようになり、その尿酸は関節などに溜まり結晶化していきます。
そうすると思い出したくもないあの痛風という病気が発症してしまいます。また尿路結石や合併症を引き起こし腎機能の低下にもつながります。
恐ろしいことにこれが慢性化すると最悪人工透析を受けなければいけない体となってしまうのです。
私が高尿酸血症になった原因は一つはビール、もう一つは遺伝だと医者から診断されました。ビール以外にもアルコールを多量に摂取するとそれが相乗効果となって体の中でプリン体の生産を促進させてしまうそうです。なのでビールじゃないからOKというわけではありません。お酒と一緒に取る食事に気を配る必要があります。
私は医師から遺伝的に腎機能が低いことも考えられると言われています。父は確かに腎機能障害により食事制限をされていました。カリウムを取ってはいけないということだったので野菜が食べられないという状況でした。
痛風は激痛を伴います
ぜいたく病と言われる痛風。経験者は語るではないですが、まさしく風が吹いただけでも痛い激痛を伴います。私は歩けなくなりました。
足の親指の付け根あたりが真っ赤に腫れ上がり、だんだんと痛みが増していき、どんどん腫れ上がってまるで象の足か!?というぐらいの大きさにまでなることもあります。
靴下は履けません。
靴も履けません。
数日杖をつくなり、はってトイレにいくなりという生活を余儀なくされます。
尿酸値の高い方は十分にお気を付け下さい。
痛風を発症してしまったら
内科で大丈夫です。すぐ医者にいきましょう。
親指の付け根あたりが腫れ上がっているけどまだ歩ける段階でしたら、発症を抑えたり、緩和させたり、痛み止めや尿酸の値を下げていくお薬を処方されるので、それで何とか乗り切れるはずです。
もう腫れ上がってしまって、痛みマックスという場合は数日ガマンするしかありません。
痛みを和らげる対処法(気休め程度かも)としては横になって寝ている体勢で痛い方の足を体より高い位置に上げておくといいかもしれません。実感として多少痛みが和らぎます。
ロキソニンも効くかもしれません。市販薬として売ってますので家族の方に買ってもらってくればいいと思います。
そして医師から尿酸値を改善する為に処方される薬には二種類あります。尿酸生成抑制剤もしくは尿酸排出促進剤です。
私はフェブリクという薬を処方されて、食事と運動(有酸素)に気を配り今回の数値まで下がりました。
という訳で健康診断の結果はとりあえず問題のない値になりました。
皆さん健康には気を付けましょう!