【2020年度版】完成車両工場の期間工職一覧 入社祝い金というメリット

完成車両工場とは大手自動車メーカーでの期間工についてです。部品メーカーに比べると体への負担が大きいのでキツイ工程に配属されることも覚悟でのぞみましょう。

デメリットばかりではありません。部品メーカーに比べると入社祝い金や特別手当という一時金が多くあります。あと年齢や適正に応じて配慮をしてもらえる場合があります。

もし年齢が30代後半の方だと仮定すると平均的に20代前半には出来ても30代後半以降には無理だと分かりきっているような所に配属される確率は低いです。(経験者はまた話が別)

すぐ辞められても現場が困るだけなので。

ただし人員の配置はその時々によるのでこればっかりは運次第です。

2020年3月現在では、新型コロナウイルスの影響により、工場の操業停止、期間工の募集を停止している会社もありますのでご注意下さい。

自動車メーカー本体での期間工

配属される工程をザックリ分けると

  1. プレス
  2. 溶接
  3. 塗装
  4. 組み立て
  5. 検査
  6. 部品運搬

になります。

期間工が配属される割合は1、2、3の工程は低く、4、5、6の割合が高いです。

プレスは鋼材から車体ボディーの各パーツを成型、加工します。その重たいパーツ部品をクレーンなどで運ぶ事を玉掛け作業と言いますが資格が必要です。

溶接はパーツ部品をボタンのみでロボットアームなどが作業するスポット溶接などもありますが、アーク溶接という資格が必要な工程もあり、現在はどちらも自働化が進んでいます。

唯一、塗装は資格に関して聞いたことがありませんが、今まで同期で塗装に配属された人はほとんどいませんでした。

この初めの3つの工程に関してはオートフォーメーション化されている工程が多いという点も配属される可能性が低い一つの理由です。

一番配属される確率の高いのは組み立てです。

艤装ラインと言われるベルトコンベアで車両が流されている面積を考えてもここが一番人手が多いからです。そして全てがというわけではありませんがとても体に負担のかかるキツイ仕事は組み立てです。

さらにこちらの動画もどのような仕事か分かりやすいかと思います。

トヨタ自動車

国内最大の自動車会社です。私も昔ここで期間工を経験しています。

期間工として配属される前に健康診断や就労規則の説明などの研修がありますが、よく当時のその担当官が「トヨタは今から車が一台も売れなくても社員を10年は食べさせていける!」と豪語していました。

現在は売上高約27兆円、純利益は約2兆円。自動車以外のあらゆる業種で比べても国内トップの企業です。

大野耐一氏という方が発案したトヨタ生産方式によりとにかくムダない動きが必要な標準作業が徹底されているので各工程の作業量とラインタクト(ラインが動く速さ)についていくのは至難の業ですが、2週間程耐えきればほぼ問題なく一人でこなせるようにはなります。

一つ特別な広瀬工場という所があってここはICチップなどの半導体を作っていますので、女性は面接時ここを希望するといいでしょう。広瀬はトヨタで女性にオススメできる工場です。

就労場所は愛知県各所です。現在特別手当10万円、食費補助1万円、赴任手当2万円があります。

応募は、ほぼ全国のエリアで選考会を行っています。

期間従業員のご案内

その他、トヨタグループでは、豊田自動織機、トヨタ車体、トヨタ自動車九州、トヨタ自動車東日本、ダイハツ、ダイハツ九州、日野自動車が期間工を募集しています。

日産自動車

神奈川県横浜市を本拠にする自動車メーカーです。60年代経営危機に陥ったプリンス自動車工業を合併した歴史があります。

スカイラインなどの有名な車種はこのプリンス自動車の流れを汲んでいます。日産プリンスというブランド名称を知っている方も多いはずです。

その後、同社自体も経営が悪化した時期にフランスのルノーと資本提携。高い役員報酬でも知られているカルロス・ゴーンに経営をバトンタッチ後は会社再建に成功し今ではホンダを巻き返して国内2位の自動車メーカーに返り咲きました。

早くから電気自動車(EV = Electric Vehicle)の開発も着手しており、日産リーフはその代表格として世界展開している車種です。

現在は三菱自動車の筆頭株主にもなりルノー・日産・三菱アライアンスという連合体でトヨタやフォルクスワーゲンに対抗する経営戦略を執っています。

就労場所は神奈川県、栃木県など関東地方一円ですが福島県、福岡県などにもあります。

期間従業員採用

それぞれの工場ですが、日産横浜工場、日産追浜工場、日産車体湘南工場、日産栃木工場、日産いわき工場、日産自動車九州、日産車体九州、オートワークス京都で募集が行われています。

ホンダ

正式名称は本田技研工業株式会社。自動車業界では誰もが知る本田宗一郎氏が創業した会社です。

自動車では現在国内3位のメーカーですが、二輪車(バイク)は世界トップです。何と言ってもカブという累計1億台生産された主力製品があるからです。

自動車の期間工とは全然関係ない話ですが、カブという小型バイクは耐久性に優れ、アジア方面では大人気の製品です。国内でも新聞配達の方や交番の警察官が乗っているぐらいなので。

で、期間工職としてはどうかというと以下ウィキペディアから引用した内容です。

労働環境は、ほかの自動車工場より良いといわれる。良い例が、連続2交代制勤務といち早く週休2日制を導入したことがあげられる。また、従業員の作業服の洗濯も無償で行っている。また、ほかの自動車工場に比べ、女性の進出も多い。

女性の割合は他の自動車メーカー本体と比べると高いようです。他にも1日1食無料など他のメーカーにはない制度を導入しています。

就労場所は三重県鈴鹿市と埼玉県狭山市です。

期間従業員採用サイト

ホンダは鈴鹿製作所と埼玉製作所のみです。

マツダ

西日本では数少ない広島県を本拠にしている自動車メーカーです。

ロータリーエンジンやディーゼルエンジン(SKYACTIV-D)など独自の技術開発を進めてきた会社ですが、近年、電気自動車(EV = Electric Vehicle)の動向に焦りを感じてかアメリカのフォード社との資本提携を解消し、2017年トヨタ自動車と資本提携を結びました。

昔、勤めていた会社がリースしてくれて乗っていた車はこのマツダ社製のロードスターでした。懐かしい… ロードスターはツーシーター(2人乗り)のスポーツカーとしては累計生産でギネスを獲得してます。

就労場所は広島県広島市です。日給が少ないと思われるかもしれませんが、現在2018年3月末迄の入社限定で入社特典45万円があります。

2020年1月現在、採用は行っていないようです。

期間社員採用情報

マツダも2拠点のみ、広島本社工場と山口防府工場になります。

SUBARU

元は大戦期に中島飛行機という軍事産業を担っていた会社がルーツです。GHQからの解体を受け富士重工業として再編し、2017年にブランド名称であるSUBARU(スバル)に社名が変更されました。

2005年にはトヨタと資本提携しています。引用ですが怖っと思わせるエピソードです。

「トヨタにはならないでください」トヨタとの資本提携が決まったとき、豊田章一郎や渡辺捷昭から言われた言葉であるまた「これ以上、(トヨタの得意ゾーンの)円に入ってくれば即座にたたきつぶしますから、そのつもりで」とも言われたという。

けど水面下での技術供与などはお互いにあるのは間違いないです。設計エンジニアをやっていた頃、社内で名刺を頂いたんですがスバルの方でした。その時は「何で?」と思ったんですが、出向されて来ていてちゃんとデスクもありましたから。

私の勝手なイメージですが、カーマニアはスバルの車が好きな人が多いです。私もレガシィやインプレッサはいい車だなーと思います。

就労場所は群馬県太田市、大泉町です。応募特典で総額35万円の支給があります。

スバル期間従業員求人サイト

群馬製作所の1拠点に3工場があります。本工場、矢島工場、大泉工場です。

スズキ

軽自動車の販売は2006年度までの34年間ずっと1位で2014年には8年振りにダイハツを抜いて首位奪還するという軽自動車という分類では確固たる業績を築いてきた会社です。

こちらもトヨタと同じくルーツは繊維業、鈴木式織機製作所から発展した経緯があります。

スズキの強みはもちろん軽自動車ですが、特にインドでの年間販売シェアは54%に達しています。インドではスズキが大人気。

トヨタの日本国内シェアは約40%なのでスズキはインドのトヨタと言えるほどの存在で圧倒しているようです。

就労場所は静岡県各所です。2018年3月末まで入社祝い金総額25万円があります。2020年1月現在は10万になっています。

スズキ期間従業員募集

静岡県に4か所の工場を要しています。湖西工場、相良工場、磐田工場、大須賀工場です。

三菱自動車

日産のところでも触れましたが、三菱自動車の現会長はカルロス・ゴーン氏です。日本最古の自動車メーカーですが、もはや自動車業界も再編の時期を迎えているのかもしれません。

パジェロという主力SUVが世界で売れていたためこの車にすがってずっと頑張ってきたイメージが強いのですが、2015年にランサーエボリューションの販売が終わり、完全にセダン市場からは撤退しています。

セダンとは一般的な形をした4ドアタイプの車のことです。現在はSUV・ミニバン・コンパクトカー・軽自動車を主力製品にしています。

就労場所は愛知県岡崎市です。現在入社後数週間で20万、継続勤務で最大83万の入社特典があります。2020年現在は73万に表示が変わっています。

公式サイトはありませんが、求人の委託請負会社から申し込めます。

その他に100%子会社のパジェロ製造株式会社が期間工を募集しています。

いすゞ自動車

トラック、バスなどの大型車を中心に製造しているメーカーです。

前身は東京瓦斯電気工業(とうきょうがすでんきこうぎょう)であり、同じく大型車を製造して、現在はトヨタグループである日野自動車も同じ母体でした。1949年からいすゞ自動車と社名を改変しています。

ゞは踊り字といって漢字が重複する場合に使われる「々」という字と同じく、「ゝ」に点々がついて読みは「ず」になります。由来は三重県伊勢市の五十鈴川からきているところまでは分かっていますが、正式には、名前の起源が分かっていないと回答してます。

「キミの名は」(朝日新聞2014年8月23日)によれば、一般公募したが決まらず、「いすゞ」になったが、必ずしも明確ではなく、前身メーカーが製造していたトラックの車名が「スミダ」で、川つながりなどと諸説あり、同社は「記録がなく、よく分かりません」とのこと。

1971年~2006年まではGMが株式の一部を持っていたので長い間、資本提携がありましたが、2006年4月にGMとの関係を解消後、同年11月にトヨタ自動車と資本提携し、創業母体が同じ日野自動車と再編されるのではないかという見方をあくまで私的に考えていました。

しかしながら、2018年にはトヨタとの関係が解消され、翌年の2019年12月にスウェーデンのボルボと戦略的提携の覚書を締結しています。ボルボは先んじて日本のUDトラック(旧日産ディーゼル工業)を子会社にしており、今後、いすゞがUDトラックの株式を全取得し、経営を譲り受ける方向で流れています。

就労場所は、神奈川県の藤沢市と栃木県栃木市になります。

工場は2拠点、藤沢工場と栃木工場です。

入社祝い金という特典

部品メーカーにも一部ありますが、入社してすぐ、もしくは初回の給料に+αとして入社祝い金という制度が多く見受けられます。

部品メーカーに比べてキツイと思いますので、定着率を上げる為か昔からありました。

即、まとまったお金が欲しいという人には非常に助かる特典です。

私が20年前程、三菱やトヨタで期間工をやっていた頃よりも遥かに高額になっています。

私も若ければチャレンジしてみたいですが、とてつもなくキツかった思い出しかなく、この年齢では無理なのが分かっているので部品メーカーが分相応だと思っています。若い方もしくは体力に自信のある方はチャレンジしてみる甲斐はあると思います。

学歴不問で面接と健康診断をパス出来れば働けますので、即金が欲しいという方にも向いている仕事になります。

頑張ってみて下さい。健闘を祈ります。

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